ボディボードには腹ばいで波に乗るプローンスタイルと片膝をボードにつけて波に乗るドロップニースタイルがあります。
ドロップニースタイルは、ボードの上に完全に乗るのでプローンスタイルとはまったく違うボディボードスタイルです。
1.ドロップニースタイルとは
普段ボディボードと聞いてイメージする腹ばいでライディングするボディボードのスタイルはプローンスタイルといいます。
ドロップニースタイルは、片方の膝をボードの上について立ち上がり、膝立ちのようにしてライディングするスタイルです。
プローンスタイルは腹ばいで波を見上げるような姿勢ですが、ドロップニースタイルはボードの上に乗るので波の見え方が全く違います。
ボディボードとサーフィンの中間のようなスタイルですが、サーフィンとも全く別のライディングスタイルなのです。
2.ドロップニーのライディング
ドロップニーでは、プローンスタイルと同じようにテイクオフします。
テイクオフしてボードが滑り出したら、膝立ちしてライディングします。
波側にレールを入れながらターンをして、プローンスタイルのようにスピンやカットバックなどをします。
スピンができるのは、サーフボードにはボトムにフィンが付いていますが、ボディボードなのでフィンが付いていないからです。
しかし、フィンがボトムにない分しっかりとレールを入れないと横滑りしてしまいます。
プローンスタイルでは腕と腰に体重を乗せてレールを入れることができますが、ドロップニーでは足で体重を移動させるので、ドロップニーでのターンは技術が必要です。
3.ドロップニーのすごいところ
ボディボードのボードで、ボトムにフィンがついていない不安定なボードで行うドロップニースタイルですが、プローンスタイルでも行う技をすることができます。
世界のトップレベルのボディボーダーは、ドロップニースタイルでエアリアルやエアリアルロール、さらにエアリアルロールスピン(ARS)ができる人もいます。
しかも、その波の大きさは10ftオーバーの大きな波でのライディングです。
この技は、サーフィンではできないボディボードならではの技で、とても迫力のあるものです。
日本ではボディボードは女の子のスポーツのように思う人が多いかもしれませんが、世界的には男性のボディボーダーが多く、ドロップニースタイルのような迫力のあるライディングをする人も多いのです。
このように、ドロップニースタイルはプローンスタイルとは全く違うようなボディボードですが、同じボードでもドロップニースタイルにチャレンジすることができます。
本格的にドロップニースタイルを極めるなら、ドロップニースタイル用のボードが必要になりますが、プローンスタイルで使っているボードで気軽にドロップニースタイルを楽しんでみてもいいかもしれません。