ボディボードが上達してきたころに、知っておきたいのが、天気図の見方です。

天気図を使って、波予想ができるようになると、いい波を見つけることができるようになり、ボディボード上達にもつながります。そのため、ここでは天気図の見方をご説明します。

1.天気図について

天気図をみると、「等圧線」と呼ばれる、気圧が同じ位置を表す曲線があります。この等圧線によって、風の強さを測ることができます。その見方は、等圧線の幅が広いと風が弱く、狭いと風が強くなります。

また、天気図をみると、高気圧と低気圧とがあり、それによって天気を表すことができます。高気圧周辺では、天気が良くなり、低気圧周辺では、天気が悪くなります。

2.高気圧の特徴

高気圧からは、風が吹き出していますが、その風は時計回りに吹き出しています。また、高気圧の周辺は、等圧線の間隔が広いので風が弱い特徴があります。

このように、高気圧からは弱い風が吹き、小さい波を作り出します。

そして高気圧は、低気圧に比べると大きい特徴があるので、長い時間弱い風が吹いた水面は、やがて大きな波へと、波の大きさを変えていきます。

岸にたどり着く頃には、高気圧の大きさによっては、ボディボードが楽しめるくらいの波へと発達していきます。

高気圧が広がると、波は比較的穏やかな日が続きますが、高気圧が長く停滞することによって、ある程度サイズのある波が期待できるようになります。




3.低気圧の特徴

低気圧からは、風が吹き出していますが、この風は反時計回りに吹き出しています。

さらに、低気圧の周辺は、等圧線の間隔が狭いので風が強い特徴があります。

この幅が狭ければ狭いほど、風がさらに強くなります。台風も、この低気圧にあたります。台風が発生すると、風や波が非常に高くなるのはそのせいです。

低気圧が作った波が、岸にたどり着くまでには、ある程度サイズのあるボディボードが楽しめる波へと変化をしていきます。

しかし、注意したいことは、低気圧があるからといって、いつでも高い波が来るとは限らないということです。

波の大きさは、低気圧の発達速度や、移動速度によっても大きく変わってきます。

例えば、平べったい形をした低気圧は、あまり発達しない場合が多い特徴があり、あまりうねりを運んでこないので、低気圧があっても波がないということもあります。

さらに、梅雨前線や秋雨前線と呼ばれる停滞前線は、基本的にあまりうねりを運んできません。しかし、前線を進む低気圧が発達していくと、風がさらに強まるので、いい波が期待できます。

このように、高気圧と低気圧における天気図の見方をみてきましたが、波を予想するためには、天気図をまめにチェックすることが大事です。

まめに天気図をチェックすることによって、それぞれの動きを追いながら、波予想が出来るようになります。