ボディボーダーにとって憧れの花形の技の一つであるスピンですが、なかなかうまく回れずに悩む技でもあります。

ここでは、スピンの練習方法をお伝えします。

すぐにうまくできなくても、練習して少しずつできるようになりしましょう。

1.しっかりターンをする

ボディボードの上達のためにテイクオフしてからターンをすることは、どんな技に対しても基本になります。

しっかり波側のレールを入れていないような、ボードが横滑りするするようなターンではスピードを失速させてしまうのでよくありません。

波側のレールを入れてスピードに乗るようなターンをまず行うことが大切です。

2.ボードに乗り込んでみる

ターンして波に乗っているときに、いつでもいいのでボードに乗り込んでみます。

すると、ボードのレールが波から抜けて横滑りするのがわかります。

これがスピンのきっかけとなりますので、まずはボードに乗り込んでみてボードが横滑りする感覚をつかんでみましょう。

3.スピンしているときの姿勢をとる

ボードが横滑りする感覚がわかったら、次はスピンの姿勢をとる練習をします。

ボードのテールに膝が乗るまでしっかりと乗り込みます。

この時、ノーズとレールを持っている腕はしっかりと伸ばします。

乗り込んだ足は膝を曲げて、海面から足をあげます。

この時、両足をクロスするとより綺麗な姿勢になります。

スピンを練習しはじめてから最初のうちは腕を伸ばすことが難しいかもしれません。

最初のうちはしっかり伸びなくても、肘がボードについていても大丈夫です。

そのかわり、膝までボードに乗り込んで足はしっかりと上げて、できれば両足をクロスするように意識してください。

これだけで、ボードは回転し始めます。




4.ヘッドムーブをしてみる

ボードに乗り込むだけでボードは回転しはじめて、90度程度は回転します。

残りの270度を回転させるのは、ヘッドムーブです。

スピンのきっかけとなる乗り込みと、スピンの姿勢を整えている時は目線は正面を向いています。

ボードが90度ほど回転したら、目線を一気に進行方向(波に対して右に進んでいるなら波の右へ、左に進んでいるなら左へ)へ向けます。

この頭の動きがヘッドムーブです。

ヘッドムーブによって遠心力がかかり、ボードの回転を助けてくれます。

このヘッドムーブがより力強ければ、それだけ早く回転できるのです。

最初はヘッドムーブのタイミングが難しいかもしれません。

イメージとしては、ボードに乗り込んだ時は波側の肩は回転方向へ、顔はその反対を向いていて、肩と首がギリギリ反対方向を向けなくなったら顔を肩側(スピンの回転方向)に向けるというイメージです。

乗り込む時に顔をスピンの回転の反対側を向くという感覚でも良いでしょう。

これで、ボードは360度回転し、元のライディングスタンスに戻ってスピンは完了です。

ボディボードのスピンは波側に回転するフォワードスピンとその反対側に回転するリバーススピンがあります。

それぞれ動きは異なりますが、基本的な動きは同じなので最初の練習方法はスピンに入るきっかけ作りから始めます。

今回は、フォワードスピンとリバーススピンの詳しい内容ではなく、スピンができるようになるための基本的な練習方法をお伝えしました。

はじめは全くできなくても練習を続けていくことで、スピンの上達につながることを忘れないでください。

ここでお伝えした練習を段階的に行うことで、楽しく海でスピンできるようになります。

スピンができるとよりボディボードが楽しくなります。