ボディボードのカットバックとは？

ボディボードのカットバックは、波の状況に応じて行ったり次の技につなぐために行う重要なテクニックです。

ボディボードのカットバックとはどのようなテクニックなのか、どこで行うテクニックなのかご紹介します。

1.カットバックとは

カットバックは、サーフィンのカットバックと同じで波の進行方向を大きく急カーブして戻るようにライディングするテクニックです。

ボディボードのカットバックは、サーフィンとは違って大会ではポイントにはならないものですが、技につなぐためにとても重要なテクニックのひとつです。

簡単なように思えるテクニックですが、実は奥が深く、正しく行うととても迫力のある技になります。

ボディボードのカットバックは、波の進行方向を大きく急カーブしますが、このカットバックするタイミングやカーブの大きさやスピードがカギとなります。

波に乗っているときは波側にレールが入っていますが、進行方向の先に波の斜面がやや緩くなってきたらスピードを生かして波側に入っていたレールを一気に逆側のレールに入れ替えて、進行方向とは逆を向きます。

このとき、なるべく波のトップで行い、大きなカーブを描くと大きなスプレーが出ます。

進行方向と逆を向いたら、また一気に波側のレールを入れ進行方向へライディングします。

これでカットバックの完成です。

先ほども述べましたが、カットバックは簡単そうに見えて、実は奥が深いものです。

簡単にできるカットバックは、もしかしたら間違ったカットバックかもしれません。

間違ったカットバックとは、進行方向へライディングしているときに、進行方向の先の波の斜面が緩くなったところで波側のレールを抜き、波の斜面が急になってきたらまた波側のレールを入れるという動きです。

これはスピードを止めているだけで、大きなカーブを描けてはいないのでカットバックとはいえません。

ただ、波の手前に戻るのがカットバックなのではないので、注意が必要です。

上達するとスピードに乗ってカットバックすることで、スピードを生かして技につなぐことができます。

例えば、カットバックからフォワードスピンやカットバックリバーススピンなど、カットバックでダイナミックにスプレーをあげての技なので、大きく迫力のあるライディングになります。

ボディボードのカットバック自体は技とはいえませんが、上達のカギを握る他の技を引き立てる重要なテクニックといえます。