日本でボディボードをするために欠かせないのがウェットスーツです。
ウェットスーツには、たくさんの種類があり、またボディボード用に作られたものもあります。
ウェットスーツの種類と、ボディボード用のウェットスーツの特徴をご紹介します。
1.ウェットスーツの種類
単にウェットスーツといっても季節や、スポーツによって形は様々です。
スキューバーダイビングでもウェットスーツは着ますし、漁師もウェットスーツを着ることがあります。
サーフィン用のウェットスーツは、体にぴったりフィットするものを使います。
最近は、冬用のドライスーツがありますが、サーフィン用のドライスーツはスキューバーダイビングのものよりもスリムで体の正面に器具が付いていないのが特徴です。
ウェットスーツでもいえますが、基本的にサーフィンもボディボードも腹ばいになっていることが多いため、体の正面に器具が付いていると邪魔になります。
ですので、基本的な考え方としては、体にぴったりと合うもの、体の正面に何も付いていないものが良いです。
2.季節でのウェットスーツの変化
日本は春夏秋冬で様々な気温や水温になります。
ウェットスーツもその季節の変化によって衣替えをします。
北海道から沖縄まで日本は長く季節によってそれぞれの気候は様々ですが、サーフタウンである湘南や千葉を例に挙げると以下のような種類のウェットスーツになります。
12月〜4月:セミドライフルスーツ
5月〜7月:シーガル ロングスリーブスプリング
8月〜9月:タッパー スプリング
10月〜11月:シーガル フルスーツ
1.セミドライフルスーツ
セミドライフルスーツは、ゴムであるラバーの素材と、ジャージ生地を使った長袖長ズボンのウェットスーツです。
体に直接当たる裏側の生地は起毛素材になっていて、とても暖かく作られています。
最近は水キレもよく作られていて、水がウェットスーツ内に入ってきても冷やっとする感覚が抑えられるようなものもあります。
ラバーの部分は濡れても水を弾くので、風が吹いても冷えにくくなってます。
千葉県以南では、真冬はセミドライフルスーツで波乗りできます。
2.フルスーツ
フルスーツは、ジャージ生地の長袖長ズボンのウェットスーツです。
裏側の生地は起毛素材やジャージのままなど、お好みで仕上げることができます。
日本では年によっても海水温に変化があり、真夏でも海水温が冷たくなることがあります。
この時はフルスーツを使うことがあるので、1着持っているといいでしょう。
3.シーガル
シーガルは、半袖長ズボンのウェットスーツです。
4.ロングスリーブスプリング
ロングスリーブスプリングは長袖半ズボンのウェットスーツです。
この3.と4.は初夏や秋口に水温と気温によって使い分けます。
5.タッパー
タッパーは、上半身だけのウェットスーツです。
袖がないベストのものや半袖、長袖など好みで作ることができます。
タッパーの下には水着を着用します。
6.スプリング
スプリングは、半袖半ズボンのウェットスーツです。
このように、ウェットスーツにはたくさんの種類がありますが、全てが必要とは限りません。
ボディボードする場所によって、またボディボードする季節によって必要なウェットスーツは変わってきます。
はじめてボディボードをする方にオススメなのはフルスーツです。
このフルスーツが着れる時期は日本ではとても長いからです。
さらに冬や、夏も心地よくボディボードをするために、他の種類のウェットスーツを揃えていくといいでしょう。
3.ボディボードに適したウェットスーツ
ボディボードに適したウェットスーツの条件はいくつかあります。
1.肘パットがある
ボディボードは肘に力をかけてターンをするので、ウェットスーツの肘部分が擦れて穴が開いてしまうことがあります。
肘パットをつけることで穴が開くことを防ぐことができ、また、滑りにくい素材の肘パットであれば肘に力をかけやすくなります。
2.お腹の部分がジャージ素材
ボディボードは、体をボードに乗り込ませたり、スライドさせたりする動きが必要です。
そのため、お腹の部分がゴムのラバー素材だと滑らずに引っかかってしまいます。
セミドライフルスーツを買う時はお腹の部分はジャージ素材のものにします。
ボディボードに使うウェットスーツは専門のお店か、サーフショップで手に入れることができます。
使い方に合ったウェットスーツを選ぶことも、上達への一歩となります。